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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は1月25日、2007年におけるサーバー/ストレージ事業の戦略を発表した。登壇した松本芳武執行役員・エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部長によると、日本のサーバー市場におけるHPのポジションは「(金額で)市場に占めるメインフレーム比率が30%と大きく、富士通や日本IBMの後塵を拝している。しかし、残るオープン系で見ればシェアNo.1と考えている」という。その上で、ハイエンド市場、ローエンド市場ともにパートナーとの協業でシェアを伸ばす施策を打ち出した。

 具体的な施策としては、(1)現在20%台にあるブレードサーバーのシェアを40%に引き上げるべく、製品・販売を大きく強化、(2)UNIX向けサーバー「HP Intgrity」は、ハイエンドとエントリモデルのそれぞれで製品を強化しシェア向上、(3)ストレージの中堅・中小市場の開拓を強化、(4)中堅・中小企業に向けたPCサーバーの販売を強化(1月10日に発表済み)--などを打ち出した。

 (1)のブレードサーバーについては、筐体にサーバーとネットワーク、ストレージをすべて収納できる製品群を2006年に発表済み。今年は仮想化ソフトの提供や自動化ソフトウエアなどへの投資を拡大。またブレード専任の営業を増強し、売り上げの伸び率を市場の2倍以上に高める。

 (2)のHP Integrityについては、まず1月24日に発表した「デュアルコアItanium2」を搭載したエントリーモデル「HP Integrity rx2660」を手掛かりに、中堅・中小企業への販売を強化する。狙うのは基幹業務のコアとなるデータベースで、内部統制や事業の継続性に対する関心を受けて、信頼性や安定性を高めたいニーズが高まっているという。パートナーには「Orcle Database」との提案を強化してもらい、ユーザー企業にはデュアルコアItanium2のサーバーを使うと、RISC版サーバーに比べてライセンス料が33%安くなる点を訴求する。前年比で20%と大幅な出荷台数増を目指す。

 一方ハイエンド向けでは、HA(high availability)機能を強化したHP-UXの新バージョンを提供。UP-UXと併せてHA環境におけるOracle Databaseの販売を強化する。ミッドレンジ~ハイエンドの市場シェアを50%(現行は43.3%)に高めることを狙う。