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 Linux推進団体Open Source Development Labs (OSDL)とLinux標準化団体Free Standards Group (FSG)は1月21日,合併してThe Linux Foundationを結成した。元FSG Executive DirectorでThe Linux Foundation Executive Directorに就任したJim Zemlin氏と,元OSDLジャパン ディレクタでThe Linux Foundationジャパン ディレクタの工内隆氏に合併の目的や課題を聞いた(聞き手はITpro編集 高橋信頼)。

---合併に向けた最初の協議は東京で行われたと聞いた。


Jim Zemlin氏。上智大学に留学していた経験があり,日本語も堪能
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Zemlin氏:その通りだ。我々は日本で定期的にボードミーティング(理事会)を行っている。ボードメンバー9社のうち3社は日本企業だ(編注:富士通,日立製作所,NECの3社)。昨年の11月に日本でボードミーティングが開催され,その機会に合併に向けての協議が行われた。

---なぜ合併したのか。

Zemlin氏:Linuxマーケットの新しい時代をスタートさせるためだ。

 OSDLは200年,FSGはその約1年前に発足し,今ではLinuxはエンタープライズに,通信に,あらゆる用途に使われるようになった。多くの人々が,オープンソースは優れたソフトウエア開発方法であり,Linux数十億ドルのマーケットであることを理解するようになった。最初のステージはほぼ達成されつつある。

 次のステージでは,さらに厳しい競争が待っている。「Linuxを使用することは危険だ」と喧伝する競争相手に対して,正しい情報を発信しなければならない。また米SCO Groupが起こした訴訟のような法的な攻撃からLinuxを守らなければならない。

 Microsoftはこれらのことを極めてうまくやっている。適切にプロモーションを行い,法的な保護を提供している。Windowsロゴによる認定を行い互換性を向上させている。

 それに対抗するには,我々の側も一つの組織であるべきだ。

 また我々はLinus Torvalds氏に対し,引き続き経済的な支援を提供し,彼がカーネルの開発に専念できるようにする。