米IBMと米Softek Storage Solutionsは,IBMによるSoftekの買収について最終合意に達した。IBMが米国時間1月29日に明らかにした。手続きは2007年第1四半期中に完了する見込み。ただし,買収金額など詳しい取引条件については公表していない。
Softekは,バージニア州ビエナに拠点を置く未公開企業。システム更新などでデータを移行する場合でも,データを継続アクセス可能とする技術Transparent Data Migration Facility(TDMF)を手がける。SoftekのTDMFソリューションを利用すると,異なるOSやストレージ装置間でデータを移行する際にデータ・アクセスが継続的に行えるので,業務に必要なアプリケーションを使い続けられるという。
IBMは,SoftekをGlobal Technology Services事業部内のストレージ&データ・サービス部門に統合し,各種サービスにSoftekのデータ移行技術を適用していく。
米メディア(InfoWorld)によると,Softekは富士通傘下である米Amdahlの子会社として2000年4月に創業し,2004年4月に独立したという。
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