PR

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は1月30日,2007年3月期第3四半期(2006年4月~2006年12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比22.4%増の1892億9000万円,営業利益は同46.5%増の146億3800万円,経常利益は同40.2%増の148億4700万円,当期の四半期純利益は25.7%増の72億7200万円だった。

 増収増益の要因は,合併に伴う収益寄与に加え(旧・伊藤忠テクノサイエンスと旧・CRCソリューションズが2006年10月1日に合併),通信,金融,エンタープライズの各業種においてシステム投資が順調に推移したことによる。利益面では,不採算案件の減少や運用・保守サービスにおける収益の拡大により,売上総利益は471億4200万円になった。販売管理費において合併に伴う経費の増加等があったものの,増収効果等により,営業利益,経常利益とも前年同期比40%を超える大幅増益となった。

 事業別では,システム事業の売上高がシステム更新や運営管理の効率化を目的とした製品需要が拡大したのを反映して,前年同期比21.0%増の1502億3400万円になった。また,サポート事業においても,ハードウェアを中心とした保守サービス需要の増加に加え,インターネットや災害対策向け等のデータセンターサービスが堅調に推移し,売上高は前年同期比28.4%増の390億5500万円となった。

 2007年3月期の通期(2006年4月~2007年3月)の業績については,売上高が2950億円,経常利益が260億円,当期純利益が138億円,1株当たり予想当期純利益が206円50銭になると予想している。