NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2月5日,同社が持つ日米間のIPネットワークの容量が109ギガビット/秒に達したと発表した。1997年には45メガビット/秒(0.045ギガビット/秒)に過ぎなかった容量が10年間で約2422倍となった。
NTTコムは,特にこの1~2年で容量を急激に拡張した。「ブロードバンドが進展し,動画や音楽のやり取りが大きくなったと見られる。それに合わせて容量を拡大してきた」(NTTコム)。
日米間で109ギガという容量は業界最大級。他地域間との容量と比べても大きい。同社がアジア諸地域(シンガポール,マニラ,ソウル,北京,台北,香港,上海など)とオーストラリア(シドニー)間で構築しているIPネットワークの容量は,合計しても52ギガビット/秒である。
NTTコムの日米間のIPネットワークは,日本側の拠点が東京と大阪,米国側がシアトル,サンノゼ,ロサンゼルスである。