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 日本システムウエアは2月5日,2007年3月期第3四半期(2006年4月~2006年12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比12.8%増の230億8900万円,営業損失は1億4200万円,経常損失は1億6000万円,当期の四半期純損失は1億3800万円となった。

 企業のIT化投資意欲の高まりで,当期の受注高は前年同期比27.4%増の248億9100万円と好転したものの,技術者の要員不足による外注費の増加,データセンターの拡張および新規事業の立ち上げによる先行投資費用の発生,営業強化のための販売費の増加などが影響し,収益を圧迫した。

 さらに過去に受注した複数の開発案件において,当初見積より開発規模が増大し,不採算となったものが発生した。加えて過去に仕入れた組み込みソフト開発ツールの在庫処分に関する損失として約2億円を期末に計上する。

 部門別では,ITソリューション事業が店舗系システムなどのソリューション案件や,データセンターを利用したアウトソーシングサービスに対する需要が増加し,受注高は前年同期比44.0%増の156億3600万円,売上高は同18.7%増の126億8400万円になった。

 プロダクト事業では,携帯電話やカーナビゲーションシステムなどの組み込み系システム開発,デジタル情報家電やネットワーク機器などのシステムLSI設計やファームウエア開発の需要が堅調に推移し,受注高は同2.9%増の71億3900万円,売上高は同7.8%増の85億7200万円だった。またシステム機器販売では,POSシステム関連機器やネットワーク構成機器などの需要増加により,受注高は同21.5%増の21億1500万円,売上高は同0.4%増の18億3200万円となった。

 来期以降は,プロジェクト管理の徹底により,納期遵守と品質・生産性の向上,原価低減に取り組み,収益性の向上を図る。また,ストリーミング事業やRFID事業などの新規事業を積極的に推進していく。

 2007年3月期の通期(2006年4月~2007年3月)の業績については,売上高が332億円,経常損失が12億円,当期純損失が10億円,1株当たり予想当期純損失が67円11銭になるとし,10月の当初予想を下方修正した。連結子会社のリンクマネージの株式・有価証券の簿価を全額減損処理するなど7億7000万円を特別損失として計上する。