モバイル・テクニカとISR(インターナショナルシステムリサーチ)は2月6日,モバイル・テクニカが開発したAsteriskベースのIP-PBXアプライアンス「xCube」とISRの無線LAN対応携帯電話用ソフトフォン「PPPhone」のパッケージ商品「PPPhone FMC Enablerパッケージ」を発表した。
このパッケージ商品は,小規模企業向けの仕様としたxCubeと,携帯電話向けOSであるWindows Mobile版のPPPhoneからなる。PPPhoneの動作対象はウィルコムのW-ZERO3やNTTドコモのhTc Z,ソフトバンクモバイルのX01HT。これらの端末を無線LAN圏内で内線電話として使用できるようにする。
このパッケージ製品は,ISRが2月7日からインテグレータや通信事業者などのパートナーに向けて販売する。パートナーは現在募集中。ISRがパートナーに出す価格の目安は,xCubeと無線LANアクセス・ポイントが各1台,PPPhoneのライセンス5ユーザー分の場合で20万円を切る程度だという。PPPhone FMC Enablerパッケージは,2月7~9日に東京ビックサイトで開催される「NET&COM 2007」で展示される。