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サーバープラットフォームビジネス本部の五十嵐光喜本部長
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アドインをインストールすると,リボンにデータ分析関連のアイコンが並ぶ
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予測のアイコンをクリックすると,予測処理をするデータを選択するダイアログが現れる
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3クリック程度で,このように予測結果が現れる
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 マイクロソフトは2月7日,データベース管理システム「SQL Server 2005」の追加プログラム「Service Pack 2(SP2)」を発表した。2月13日に公開予定の同社のWebページから無料でダウンロードできる。同時に,SQL Serverのデータ分析機能をOfficeから利用するためのアドインも提供する。

 SQL Server 2005 SP2では,主に五つの機能強化を図った。第1に,定型的なメンテナンス処理を自動実行する「メンテナンス・プラン」を強化した。メンテナンス・プランを設定するには,従来はそれぞれのデータベース・サーバーを操作する必要があった。SP2では,1台のサーバーから他のサーバーのメンテナンス・プランを設定できるようにした。加えて,ログをほかのサーバーに記録したり,複数のスケジュールを設定することも可能にした。

 第2の強化点は,新しいデータ型「vardecimal」を追加したこと。これは数値データを保持する可変長のデータ型で,従来の「decimal」や「numeric」を使うよりも,ハードディスク容量を節約できる。

 第3に,コンパイル済みのSQL文をキャッシュする「プラン・キャッシュ」機能を強化した。コンパイル済みのSQL文をなるべく再利用するように調整し,SQL文の処理性能を上げた。その結果,メモリーの空き容量が増え,より多くのデータベース・テーブルを格納できるようになった。

 第4に,SQL Serverのデータ分析機能であるAnalysis Servicesの性能を向上させた。クエリーやロールバック(書き戻し),ストアド・プロシジャなどの性能と拡張性を高めた。

 第5の強化点は,企業内の情報共有サーバー製品「SharePoint Server 2007」との連携機能を追加したこと。データのグラフや分析結果をSharePoint Server 2007でWebページに変換し,Webブラウザから確認できるようにした。

 マイクロソフトはSP2に加えて,SQL ServerのAnalysis ServicesをExcelやVisioから利用するためのアドイン「SQL Server 2005 Data Mining Add-ins for Office system」も発表した。2月13日から同社のWebページから無料でダウンロードできる。

 Data Mining Add-ins for Office systemは,ExcelやVisio(どちらも2007のみ対応)のデータをSQL Serverに送ってSQL Server 2005のAnalysis Servicesで分析し,Excelのシートやグラフの形式で結果を表示できるようにする。過去の値から将来の値を予測したり,特定の値の変化とほかの値の変化のパターンを類推するなど,6種類の分析が可能。統計の専門知識を持たないユーザーでも操作でき,データがあれば数回のクリックで結果を出せるという。

 マイクロソフトのサーバープラットフォームビジネス本部の五十嵐光喜本部長は「従来,このようなデータ分析機能は専門知識を持つ一部の人しか使えなかった。ツールも高価だった。今回,操作方法を単純化して無償で提供することで,中小企業でもデータ分析機能を利用できるようにした」と語る。