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 「オープンソース・ソフトウエアに関する企業の最大の課題は,最適の製品を選択すること」などの調査結果を,米OpenLogicが米国時間2月7日に発表した。

 調査は2006年第4四半期に,ITプロフェッショナル800人以上を対象に実施したもの。

 オープンソース・ソフトの利用に関するその他の課題としては,「企業向けサポートの確保」「オープンソース・コンポーネントの相互運用性」「信頼できるオープンソース・ソフトウエアの入手」「アップデートや新バージョンの管理」が挙げられた。

 オープンソース・ソフトを導入している企業のうち,オープンソースに関するポリシーを作成済み,作成中,あるいは作成予定の企業は58%。また,オープンソース・プロジェクトが25件以上進行中の企業の場合,その割合は83%に跳ね上がる。「社内で増え続けるオープンソース・ソフトを管理するために,ポリシーの重要性を認識する企業が増加している」(同社)。

 また,OpenLogicの企業ユーザーを対象にした別の調査から,企業は平均75種類のオープンソース・パッケージを利用していることが分かった。よく利用されているパッケージは次の通り。Struts,Ant,Xerces,Tomcat,Spring,Log4j,JUnit,Hibernate,Eclipse,Apache Web Server,POI,Axis,Jakarta Commons,Xalan,Velocity,JBoss,JSTL,JDOM,MySQL,iText,CVS,Dom4j,Perl,OpenSSH,Tcl/Tk,vim,PHP,Regexp。

 同社はさらに,「企業向けサポートを提供している製品は,トップクラスのオープンソース・ソフトでさえ半分に満たない」として,サポートを確保することの困難さを指摘した。

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