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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2月8日、社内の技術者を対象にした独自の認定制度「エンジニアスキル認定制度」を導入したことを発表した。4月から運用を開始する。制度は経験などのスキルに応じて、複数の段階を区切っている。キャリアパスを明らかにすることで技術者のモチベーションを高め、全社の技術力を底上げする狙いがある。給与といった処遇とのひも付けも予定している。

 エンジニアスキル認定制度は、専門職種ごとに(1)ITコンサルタント、(2)ITアーキテクト、(3)プロジェクトマネージャー、(4)インフラSIエンジニア、(5)開発エンジニア、(6)コアテクノロジーエンジニア、(7)運用・保守エンジニアの7分野で構成している。各分野ごとに、スキルに応じたステップを設定する予定だ。認定を受けるには、技術職の社員が自分で審査を申請する。認定審査は年1回、認定期間は2年間となる。

 認定審査では「ITスキル」「コンピテンシー」「実績」の3点を評価項目として設定し、各項目ごとに専門職種やスキルレベルに応じた基準を設けている。過去に手がけた業務や案件の内容、成果が評価に含まれることもあり、審査を申請できる技術者は入社数年目以上、CTCの人事制度で3等級以上となる。旧伊藤忠テクノサイエンスの場合、全技術者の3分の2に当たる約1000人が対象になる見込みだ。

 今回の認定制度は、CTCが2006年4月に新設した「エンジニア人材開発課」が中心となって開発を進めてきた。同部署は、社員の中でも技術者を対象にした人材育成や確保、開発を手がけている。CTCは過去にも、経済産業省が「ITスキル標準」を策定したタイミングで同様な制度作りを試みた。しかし、ハードウエアの取り扱いが中心のCTCにとっては、ソフトウエア開発を想定したITスキル標準を適用しづらい課題があった。そこで今回、ITスキル標準を参考にしながら独自の基準で技術者のスキルを評価する体制を整えた。