NTT武蔵野研究開発センタで開催中の「NTT R&Dフォーラム2007」で,NTTサイバースペース研究所は専用の眼鏡を使用せずに肉眼で3次元画像を見ることができる「眼鏡なし立体表示装置」を展示している。
眼鏡なし立体表示装置は,2枚の2次元画像のスクリーンを重ね合わせて3次元画像を表示する仕組み。各スクリーンの画像の明るさを別々に変化させることによって画像に奥行きができ,あたかも立体的に表現されているように見える。一部分だけの明るさの割合を変えることで,2次元画像の中に3次元画像を表現することも可能だ。
NTTサイバースペース研究所は,この技術を使った携帯電話のメニュー画面のデモを披露。選択したメニューの部分を立体的に表現して,画面にアクセントをつける効果を演出する(写真)。ほかにも,カーナビゲーションやゲームなどでの利用を想定している。