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シャープのBlu-ray本格参戦第1弾は「録画もできるプレーヤー」
シャープのBlu-ray本格参戦第1弾は「録画もできるプレーヤー」
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3月20日に発売する「BD-HP1」
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 シャープは2007年2月14日、Blu-ray Disc(BD)プレーヤー「AQUOSブルーレイ BD-HP1」を3月20日に発売すると発表した。価格はオープンで、予想実勢価格は約15万円。月産3000台を見込む。同社は2004年12月にBDレコーダー「BD-HD100」を発売しているが、実質的に今回の製品がBD対応機器の本格的な商品展開の第1弾となる(発表資料)。

 BD-HP1は製品分類上BDプレーヤーとしているが、録画機能も備えている。具体的には、複数のAV機器をIEEE1394ケーブルで接続し連携動作させる「AQUOSファミリンク」機能に対応した同社製液晶テレビ「AQUOS」の一部機種と組み合わせると、液晶テレビに内蔵された地上/BSデジタル放送受信用のチューナーを使ってテレビ番組を受信し、映像をBD-HP1に転送して録画するという使い方ができる。また、2004年2月以降に発売された同社製DVDレコーダーとBD-HP1を併用し、DVDレコーダーの内蔵HDDに録画・蓄積したハイビジョン画質のテレビ番組をBD-HP1にムーブして、BDに書き込むことも可能。

 シャープ製以外のテレビと接続して使用する場合は、BDの再生機能のみ使用可能。デジタル放送のチューナーやIEEE1394の端子を備えた薄型テレビであっても、シャープ製以外の製品から映像を転送して録画することはできない。「現状では、IEEE1394接続で他社製のテレビとの相互接続性を確保するのは難しい」(シャープ AVシステム事業本部 デジタルメディア事業部長の小田守氏)という。

 このほか、BD-ROM形式で制作された市販の映画ソフトを再生する際、飛び越し走査方式(1080i)の映像信号を補間し、順次走査方式(1080p)で出力する変換回路を備えている。

 記録可能な媒体は、書き換え型であるBD-REの1層品に限られる。追記型媒体であるBD-Rは読み出しのみ対応し、書き込みはできない。また2層媒体については読み取り専用のBD-ROMのみ対応し、BD-RやBD-REの2層媒体は使用できない。こうした制約について同社では、「今回は製品の製造コストを下げるために使用可能な媒体を絞った。現段階では2層媒体の価格が高いこと、追記型媒体ではファイナライズ処理などでユーザーに混乱をきたすおそれがあること、書き換え型のBD-REであれば媒体の再利用が可能なことなどを考慮した。2層媒体の読み書きに対応するための研究開発は社内で進めており、2層媒体の読み出しや書き込みの処理が技術的に困難というわけではない。今後、市場の動きを見ながら、2層媒体の読み書きに対応した製品の出荷を検討する」(小田氏)としている。

 BD対応機器の本格展開に際し、第1弾商品を単純なBDプレーヤーやBDレコーダーとしなかった理由については、「当社の液晶テレビやDVDレコーダーなどを購入し、シャープのフルHD戦略に夢を託したユーザーも多い。今回の製品は、そういうユーザーへの対応を優先した」(シャープ 専務取締役 AV・大型液晶事業統轄の片山幹雄氏)、「既にDVDレコーダーを所有しているユーザーも、今回の製品を購入すればフル機能のBDレコーダーを追加購入するより少ない追加投資でBDを使う環境を整えられる」(小田氏)と説明した。

 HDDを内蔵したフル機能のBDレコーダーについては、「商品化していく予定はある。夏から秋には出したいと思っている」(片山氏)との意向を示した。なお、韓国LG電子が開発意向を表明しているBDとHD DVDの両対応プレーヤーについては、シャープとしては現段階で商品化を検討していないことを示唆した。