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 米NetSuiteは,中規模企業向けに同社のソフトウエア・スイート「NetSuite」の電子商取引機能を強化した。同社が米国時間2月15日に明らかにした。新たに追加された機能により,中規模企業は,効率的に電子商取引の運営を自動化でき,複雑なカスタム・アプリケーションを開発する必要がなくなるという。

 NetSuiteは,グローバル化への対応を追加しており,複数のWebストア,複数の企業および子会社のサポートも提供するようになった。また,ビジネス・プロセスのカスタマイズに関する同社の専門知識をもとに,大規模でより複雑な企業や業界特有のニーズにも対応できるという。これらの機能は,自動的にNetSuiteのCRMとERPアプリケーション・スイートに統合される。

 新機能により,ユーザーは,単一のアカウントから,複数のWebサイトを独自のドメイン名で公開できるようになった。複数の言語と通貨のサポートも追加され,スペイン語,フランス語,ドイツ語,ロシア語,中国語,日本語に対応するようになった。そのほかにも,自動化されたアップセル/クロスセル機能などを提供する。

 発表された新しい電子商取引機能の一部は,直ちに利用できる。複数サイトや複数企業のサポートなどは現在ベータ段階にあり,正式なサポート開始は2007年第2四半期となる。

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