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 米IBMとIntelが主導するブレード・サーバー関連の業界団体「Blade.org」に対する出資額が,10億ドル超に達した。IBMが米国時間2月16日に明らかにした。

 Blade.orgは,IBMとIntelが共同開発したブレード・サーバー用プラットフォーム「BladeCenter」の推進を目的に2006年2月に発足。両社と米Blade Network Technologies(BLADE),米Brocade Communications Systems,米Citrix Systems,米EMC傘下のVMware,米NetXen,カナダNortel Networksの8社で立ち上げ,現在はメンバー企業約100社に拡大している。

 BladeCenterは,ストレージ,サーバー,ネットワーク装置を1台のきょう体にまとめることで,管理/設定作業の集約を実現するためのプラットフォーム。設計仕様をロイヤルティ・フリーで公開している。これまで400社以上が同仕様をダウンロードしたという。

 Blade.orgは発足以来,30にのぼる新ソリューションの開発に取り組み,米Walden Internationalや米USVPをはじめとする50社以上のベンチャ・キャピタルから資金を得ている。

 またIBMは同日,BLADEとNetXenが,Blade.orgを通じてブレード・サーバー向け10GビットEthernet(10GE)技術の共同提供を開始することを発表した。10GEスイッチ・モジュールや拡張カードなどを含むソリューションを1ポート当たり550ドル未満で提供する。

 ちなみに米IDCの調査によると,ブレード・サーバー市場は2010年には110億ドル規模に成長する見込みという。

発表資料(1)
発表資料(2)