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 米Microsoftは,同社のソフトウエア購入をサポートするツール「Microsoft Product Licensing Advisor(MPLA)」に新しい機能を追加した。同社が米国時間2月19日に発表した。同ツールは,顧客のニーズに合ったライセンスの選択を支援することを目的とするもの。新機能の追加により,「Windows Vista」や「2007 Office system」といった新しい製品の調査,予算立て,購入が容易になるとしている。

 MPLAは,Microsoft製品のライセンスと価格オプションを明確にすることを目的として開発されたもの。Microsoftが2005年11月に発表した。一連の質問を通じて,ガイダンスや各種ボリューム・ライセンス・プログラムの比較結果を提供し,顧客のニーズに合った製品やソリューションと最適なライセンス・プログラムの選択を支援する。同ツールは,製品の情報とライセンス・オプションとともに,製品の試用版へのリンクも提供する。

 新機能として,Microsoftは米Forrester Researchが開発した投資対効果を分析するツール「Forrester Software Assurance ROI Tool」などを提供する。また,中堅・中小企業向け業務アプリケーション・ブランド「Microsoft Dynamics」関連の情報を増やし,スウェーデン語,オランダ語,ルーマニア語,繁体字中国語など,新たに11種類の言語のサポートを追加する。

 また,ボリューム・ライセンスの状態をレポートするツール「Microsoft License Statement」を拡大する。これまで一部の顧客にしか利用されていなかった同ツールを,ボリューム・ライセンスを購入するすべての顧客に提供する。顧客は,Microsoftからボリューム・ライセンスを通じて購入した製品の数,インフラで使用中のライセンスの数,購入が必要なアップグレードの数などを把握できるようになるという。

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