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 NECは2月22日,2007年3月期の連結通期の業績予想を一部下方修正した。営業利益が,2月6日の第3四半期業績発表時に予想した1000億円から850億円へ,150億円下振れした。当期純利益については,退職給付信託を一部解約することで約680億円の特別利益を計上し,前回予想より220億円増の400億円となる見通し。

 今回発表した連結通期の業績予想によると,売上高は前年同期比2500億円減の4兆6800億円,経常利益は同100億円増の250億円,当期純損益は前年の101億円の赤字から400億円の黒字となる見通しを示した。

 業績予想を修正した理由は,モバイル/パーソナルソリューション事業や関係会社などの業績改善が見込まれるものの,半導体事業の業績悪化やIT/ネットワークソリューション事業におけるIT機器の価格低下や販売費の増加,ネットワークシステムの出荷が翌期にずれこむなどの影響により,営業利益が前回予想の1000億円から150億円減少し,850億円にとどまる見込みになったため。経常利益についても,前回予想の400億円から150億円減の250億円となる見込みだ。

 一方,当期純利益については,前回予想より220億円増の400億円となる見通し。株式市況の回復によって年金資金の運用が改善し,退職給付債務に対して積み立て超過の状態が続くという判断から,2月に退職給付信託の一部を解約することにした。この結果,2007年3月期決算において,特別利益として約680億円を計上する。

 期末配当金については,1株につき4円(中間配当金を含めた年間配当金は,1株につき8円)と,当初の発表通りとする。