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 顧客からのフィードバックを受け付けるWebサイトを開設した米Dellに,予想外の要求が殺到した。顧客は,Linuxとその他オープン・ソース・ソフトウエアがプリインストールされたパソコンの購入を希望していたのだ。Dellが新たに開設したWebサイト「IdeaStorm」には,オープン・ソース・ソフトウエアを求める声が2000件以上届いた。これを受けて,DellはLinuxに対する姿勢を考え直し始めた。

 Dellの投稿には「IdeaStormコミュニティの示したLinuxやOpenOffice.orgなどのオープン・ソース・ソリューションに対する高い関心には驚いた」とある。「みなさんのフィードバックはすべて柔軟性に関するもので,好きなOSをインストールできるプラットフォームを求める声が常にあった」(Dellの投稿)

 Dellは,顧客から必要とされるソリューションを確実に提供する目的で,IdeaStormを開設した。現在IdeaStormで最も人気のある話題は,当然プリインストールされるLinuxに関するものだ(Windowsとのマルチブート,OpenOffice.orgプリインストール,Linuxノート・パソコンの話題もある)。さらに顧客は,ソフトウエアやOSのプリインストールされないパソコンと,Mozilla Firefoxを初期設定Webブラウザとするパソコンも望んでいる。

 もちろんLinuxについては,非常にたくさんのバージョンが存在する点が問題だ。Dellは投稿文のなかで「(プリインストールする)Linuxディストリビューションを1種類に決められない」と書き,問題に対応した。「米Novellだけでなく,ほかのディストリビュータとも協力し,当社の製品系列において認定制度導入の可能性を評価する。みなさんからいただいたLinuxに関するほかのアイデアについても,調査を続ける」(Dellの投稿)。現在Dellは,同社のサーバー製品向けLinuxとして,「Red Hat Enterprise Linux」とNovellの「SUSE Linux」を認定している。

 Dellが販売中の「n Series」製品系列ノート・パソコン,デスクトップ・パソコン,ワークステーションには,オープン・ソースの「FreeDOS」システムが付属する(通常n Seriesのユーザーは,自分の選んだOSをインストールする)。