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写真1 自動車教習所に設置されたデジタルサイネージのディスプレイ(葛西橋自動車教習所)
写真1 自動車教習所に設置されたデジタルサイネージのディスプレイ(葛西橋自動車教習所)
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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)と自動車教習所での広告事業を手がける日本カーライフアシスト(JACLA)は2月27日,ネットに接続されたディスプレイを使う電子看板である“デジタルサイネージ”の実証実験を開始すると発表した。デジタルサイネージと携帯電話への情報配信を連携させて,人を店舗に誘導できるかを試す。実験期間は3月1日から同15日。

 JACLAは2005年9月に,デジタルサイネージによる広告サービスを開始。現在は全国の自動車教習所313校でサービスを提供中。NTTコムはその映像配信プラットフォームなどのシステムを手がけている。ただし従来の広告は映像を流すにとどまり,その効果を測定する方法を模索するため今回の実証実験に至った。

 実験内容の詳細はこうだ。自動車教習所に設置したデジタルサイネージのディスプレイにカラオケ・チェーン店のイベント情報などを流し,それに興味を持ったユーザーが携帯電話にアプリケーションをダウンロードする。この携帯アプリを使うと,携帯電話の位置情報を基にした最寄りのカラオケ・チェーン店の情報が携帯メール(事前登録が必要)で届く。このユーザーが店舗に出向くと,音楽や新作映画の限定版に相当するコンテンツを見ることができる。

 実験では,広告を見たユーザーのどのくらいの割合が携帯電話をダウンロードし,店舗に出向いたかという効果も測定可能。さらにこの実験では,顔認識技術などを用いて,どのくらいのユーザーが広告ディスプレイに顔を向けているかを認識する内容も試すという。

 この実験を実施する自動車教習所は,東京都江戸川区の葛西橋自動車教習所と目黒区の日の丸自動車学校(写真1)。カラオケ店は,秋葉原店と五反田店のビックエコー2店舗およびカラオケパセラ上野本店。ユーザーの携帯電話はNTTドコモのものに対応し,待受iアプリとiエリアを使う。

 NTTコムはNTTサイバーコミュニケーション総合研究所と協力してデジタルサイネージのシステム構築,保守,配信および運用サービスと携帯アプリの開発と運用を担当。JACLAは広告の管理と運用を担当する。実験にはカラオケ・チェーン店や自動車教習所のほかアミューズ,エイベックスネットワーク,ネクストン,松下電器産業,ムービーフルといった企業が協力する。