米Hewlett-Packard(HP)は米国時間2月27日,ブレード・サーバー製品系列「HP BladeSystem c-Class」向けの「HP Virtual Connect」Ethernet用およびファイバ・チャネル用仮想化モジュールと,ワークステーション・ブレード「HP ProLiant xw460c Blade Workstation」の提供を開始した。
HP Virtual Connectの両モジュールを利用すると,Ethernetとファイバ・チャネルの接続をそれぞれ仮想化できる。これにより,ネットワークの新設や既存ネットワーク構成の変更を行うことなく,サーバー管理をLANおよびSANから切り離せるという。モジュール接続後は,サーバーの追加,交換,復旧が随時行える。Ethernetおよびファイバ・チャネルの通信速度を下げることもないという。
HPでは「運用が迅速になるうえ,LANおよびSANの総接続コストを直接接続するモジュールに比べ最大38%減らし,ケーブルとスイッチ・ポートを最大94%集約できる」としている。HP Virtual Connectの価格は,Ethernet用モジュールが5699ドルから,ファイバ・チャネル用モジュールが9499ドルから。
なお,米メディア(InfoWorld)によると,各モジュールはハードウエアとミドルウエアで構成されていて,ストレージ接続用ネットワーク・スイッチとブレード・サーバーのあいだに設置して使うという。
ProLiant xw460cは,BladeSystem c-Class製品系列として初めてのワークステーション・ブレード。デュアルコア版Intel Xeon 5000系列プロセサを最大2個搭載できる。価格は4329ドルから。
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