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 米IBMは米国時間2月28日,中規模環境向け高性能コンピューティング(HPC)クラスタに対する取り組み強化策を発表した。業界別ソリューションの提供,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)/パートナ支援活動「HPC ValueNet」の展開,「Microsoft Windows Compute Cluster Server」専用検証センターの新設などを実施する。

 業界別のHPCソリューションとして,当初IBMは生命科学/コンピュータ支援エンジニアリング(CAE)/金融向けに,Linuxおよび「Microsoft Windows Compute Cluster Server 2003」ベースのシステムを用意する(関連記事)。ネットワーク機器は,米Cisco Systemsなどから供給を受ける。

 具体的には,米Accelrysのタンパク質モデリング・ソフトウエア「Discovery Studio」に最適化した「System x」「BladeCenter」や,「Microsoft Office Excel 2007」による金融業界向けソリューションなどを提供する。

 IBMはさらにISV/パートナ支援プログラムであるHPC ValueNetを通じて,マーケティング・プラン/活動の共同展開,専門技術者のフィールド・サポート派遣を実施する。顧客へのHPCクラスタ・システム導入作業を省力化するため,価格重視と性能重視のテンプレート2種類も提供する。

 Windows Compute Cluster Serverの検証センターは,ニューヨーク州ポキプシー,ノースカロライナ州ローリー,オレゴン州ビーバートン,フランスのモンペリエの4カ所に設置する。HPCクラスタ・システムのベンチマーク・テストとチューニングが目的となる。

 このほか,顧客は演算能力をオンデマンドで提供しているIBMの「Deep Computing Capacity on Demand Center」を利用することで,HPC用アプリケーションの試験運用を迅速に実施できるようになる。

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