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 米レノボは2007年3月1日(米国時間)、ノートパソコン「ThinkPad」の一部機種の大容量バッテリーパックに不具合があったとして、無償で回収・交換すると発表した。床に落とすなどした際、特定の角度で衝撃が加わると内部のリチウムイオン電池が破損し過熱するおそれがある。交換対象のバッテリーパックは2005年11月~2007年2月の出荷分で、全世界で約20万5000個、日本国内では「2000個以下」(レノボ・ジャパン広報)という。なお、6セルの標準バッテリーパックは問題なく、9セルの大容量バッテリーパックのみ対象となる(発表資料)。

 日本国内で交換対象となるのは、「ThinkPad T60p」のうち、製造番号が「2007-83J」「2007-8JJ」「2007-93J」「2623-8KJ」の各モデルに添付されている大容量バッテリーパック。このほか、「ThinkPad T60」「同 R60」「同 Z60m」「同 Z60p」の各機種に向けたオプションの大容量バッテリーパックで、製品型番が「40Y6797」「41N4118」のものも対象となる。同社Webサイトまたは電話(0120-277874)で、バッテリーパックが交換対象かどうかの確認と、交換の申し込みなどを受け付ける。

 一般に電池は、不具合の有無にかかわらず、外部から強い衝撃を受けると正極と負極の短絡が起こるなどして発熱・発火のおそれがある。今回のケースでレノボが自主交換を決めたのは、「米国で4件、欧州で1件の事故報告があり原因究明を進めたところ、一定の角度で衝撃が加わると破損する可能性があると特定できた」(レノボ・ジャパン広報)ためである。これらの事故報告を踏まえ、新たに出荷する大容量バッテリーパックは耐衝撃性を高めた構造に設計変更するとしている。