NTTドコモは3月8日,据え置き型のテレビ電話機「かんたんテレビ電話機」を発売した(写真)。利用には,別売りのNTTドコモのカード型端末「P2403」または「P2402」が必要。これを本体のコンパクトフラッシュ・スロットに挿入することで,NTTドコモの回線を利用したテレビ電話が利用可能になる。長岡福祉協会高齢者総合ケアセンターこぶし園の協力で,タムラ製作所とNTTドコモが共同開発した。
特徴は,7インチのタッチパネル液晶ディスプレイを搭載すること。画面に表示したボタンに触れるだけで,あらかじめ設定した電話番号あてにテレビ電話をかける「かんたんモード」を用意するなど,簡単なユーザー・インターフェースにした。
想定する主なユーザーは,介護事業者と高齢者層。NTTドコモは,高齢者と介護支援者のコミュニケーションや,医者とテレビ電話でつなぐことによる遠隔診断などの用途に活用したいとする。
参考価格は,カード端末を除く本体が20万円。NTTドコモの法人営業部門を通じて販売する。複数個を購入したりNTTドコモの回線をセットで契約した場合は,1台当たりの価格は割引になる。