米Microsoftは米国時間3月14日,カリフォルニア州サンディエゴで開催中の業務ソリューションのカンファレンス「Convergence 2007」で,CRMサービス「Dynamics Live CRM」のライブ・デモを実演した。

 Dynamics Live CRMサービスは,MicrosoftのCRMソフトウエア「Dynamics CRM」の次期版「Titan」(開発コード名)をベースとするもの。Titanは,Software as a Services(SaaS)形式のほか,ユーザーが構築したシステム上で通常のアプリケーション形式としても利用可能となる。パートナは,Dynamics CRMに付加価値を加えたり,オンラインCRMサービスとして販売することもできる。

 Dynamics CRMについて,基調講演でデモを実施したSteve Ballmer CEO(最高経営責任者)は,「顧客とパートナが新しい機会を創造できるようにソフトウエアとサービスを組み合わせた良い例である」と説明。「ユーザーは,見慣れたインタフェースを使って生産性を高められる。自社システムで運用することも,サービスとして購入することも自由であり,必要に応じて変更することもできる」と述べた。

 Microsoftは,プレリリース・プログラムの一環として,技術導入プログラム(TAP)参加企業に対してTitanの事前提供を開始している。すでに数百のパートナ企業が,マッシュアップやインテグレーション・コネクタなどの開発に取り組んでいるという。Microsoftは,パートナ企業がDynamics CRMと連携する自社製品の機能を記載できるオンラインのソリューション・カタログの提供を予定している。

 Microsoftによれば,現行のDynamics CRM 3.0は,22言語に対応し80カ国以上で使用されているという。Titanは24言語に対応し,Live CRMサービスを通じて2007年第3四半期に提供を開始する。SaaS形式ではない通常のアプリケーション形式のバージョンは,2007年第4四半期にリリースされる。

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