日本タンバーグは3月15日,テレビ会議端末向けにポータル(玄関)機能を提供する端末「TANDBERG Entrypoint」を発売すると発表した。電話帳や第3世代(3G)携帯電話との接続,IVR(音声自動応答)機能を一体化した装置である。
導入したユーザーは,Entrypointが用意するメニュー画面から会議相手を呼び出せるようになる(写真)。音声ガイダンスなどに従って番号を入力する既存システムよりも使い勝手が向上する。
さらに,別売りの「Border Controller」を併用すれば外部の端末もEntrypointを利用できる。つまりEntrypointと接続する番号を覚えておけば,社内外を問わず会議の相手と簡単に接続できることになる。
ただし,現状では電話帳データに日本語を表示できない。「日本語表示は次期バージョンで対応する予定」(タンバーグ アジア パシフィックの谷口智則インフラストラクチャー・プロダクト・スペシャリスト)である。
Entrypointに接続できるテレビ会議端末は,タンバーグ製端末のほか,他社のH.323対応端末,SIP(session initiation protocol)対応端末の一部,W-CDMA(wideband code division multiple access)方式の3G携帯電話端末など。価格は税別350万円から。