住友電工情報システムは,業務の流れを管理するワークフロー・ソフトの新版「楽々WorkflowII Ver.3.1」を,2007年3月15日に販売開始した。新たに業務テンプレート10種を追加したほか,Excelを利用して画面/帳票を作成できるようにした。価格は,住友電気工業が開発したJava開発環境「楽々FrameworkII」とセットで,Windows版とLinux版が250万円(税別),各種UNIX版が350万円(税別)。
楽々WorkflowIIは,ワークフロー・システムの開発/実行環境である。簡単な申請業務のワークフローであればノン・プログラミングでシステムを構築できるという。Java開発/実行コンポーネント集である楽々FrameworkIIをベースとしており,Tomcatや商用Javaアプリケーション・サーバーなど,各種Servletコンテナ上で動作する。別途,データベース・サーバー・ソフトとしてOracleまたはDB2が必要である。
新版では,業務テンプレートを追加したほか,Excelを用いた画面/帳票の設計機能を追加した。業務テンプレートは,稟議や旅費精算など10種類を用意。申請内容の入力画面と承認経路をあらかじめ定義している。申請画面を新たに開発することなく,簡単なカスタマイズだけでワークフロー・システムを構築できるとしている。Webインタフェースのデータ入力画面と出力帳票は,いずれもExcelで設計可能である。