CGやゲーム制作を手掛けるスプリュームは3月20日、インターネット上の仮想空間サービス「splume」β版の運用を開始した。splumeは、ユーザーが3Dで表示される街をアバターで動き回り、他ユーザーとチャットなどを楽しむもの。splumeサービスの最大の特徴は、プラットフォームを公開し、個人や企業がsplumeとつながった仮想空間を自分のサーバーに立てられるようにしたことである。

 splumeサービスを利用するユーザーは、まず「HUB」と呼ぶアバターの情報を登録する。あとは仮想空間専用のブラウザ「CRブラウザ」をダウンロードし、スプリュームや企業などが用意したサーバーにアクセスすればよい。ユーザーはチャット機能や日記機能を利用するほか、街並みを見て歩いたり、アバターの服を着替えさせたりして楽しむ。

 一方、個人や企業が各自のサーバーで仮想空間を作成する場合は、3Dグラフィックス作成言語のVRMLを使って街並みや室内などのデータを用意する。写真データを組み合わせるだけでもデータを作成できるが、スプリュームは企業向けに有料で作成サービスを用意するほか、作成ツールを7月頃に提供する。

 個人や企業が各自のサーバーでsplumeとつながった仮想空間を作成できることのメリットは、専用ディスクスペースの購入や使用ライセンス料の支払いなどが発生しないことだ。アバターや服飾などのアイテムの管理もスプリュームが無料で請け負う。将来的に、仮想空間を提供する企業などが作成したアイテムを同社が販売することで利益を得る計画だ。

 スプリュームは、2007年中に10社程度の企業利用を見込んでおり、ユーザー数を増やすことで仮想空間サービスのデファクトスタンダードを狙う。