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インク射出チップ
インク射出チップ
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プリンターヘッド
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 オーストラリアのSilverbrook Researchがチェコで現地時間3月21日,家庭/オフィス用プリンタ向けの新しいカラー印刷技術「Memjet」を発表した。Silverbrookでは,フルカラー画像を毎分60ページ(60ppm)の速度で印刷できるうえ,価格は高速カラー・レーザー・プリンタに比べ大幅に安いとしている。

 Memjetは,20mmという小さなサイズから,2mもの大サイズにまで適用可能な印刷技術。紙幅いっぱいの印刷が行える。ページ全体に対する印刷処理を1回で済まし,ウォームアップ時間が不要なため,印刷ジョブの待ち時間が事実上発生しないという。

 印刷速度は,フルカラーの写真画質A6サイズが30ppm,フルカラー/モノクロの事務処理向け画質A4サイズが60ppm,ドラフト印刷モードが90ppm。ラベルやタグ,チケットのカラー印刷速度は,解像度1600×1600ピクセルだと毎秒6インチ(約152mm),1600×800ピクセルだと毎秒12インチ(約305mm)。

 印刷時のインクは,1滴の量が1pリットルをわずかに上回る程度で,Silverbrookは「業界で最小サイズ」と述べる。そのため,高い画質の印刷が可能で,乾燥にかかる時間がほとんどなく,ランニング・コストも少ないという。

 Memjet対応プリンタの小売価格について,Silverbrookは印刷速度60ppmのオフィス用で300ドルを切ると見込む。インクは,業界トップクラスの低価格とみる。

 Silverbrookは,家庭/オフィス用プリンタや写真キオスク端末,ラベル・プリンタなどのメーカーに対し,直ちにMemjet技術のライセンス供与を開始する。

[発表資料(PDF形式)]

[動画による印刷速度やインク射出チップ装着のデモなど]