北海道内の19の信用金庫向けに共同利用型の情報システムを提供している北海道信金共同事務センター事業組合は3月26日,個人向けのインターネット・バンキングの認証にRSAセキュリティのワンタイム・パスワード「RSA SecurID」を採用したと発表した。同日から,3つの信用金庫が運用を開始している。
RSA SecurIDの利用を開始したのは,滝川市の北門信用金庫,江差町の江差信用金庫,遠軽町の遠軽信用金庫。希望する顧客には,1分間に1回変化する6ケタのパスワードが表示されるトークン(写真)を配布する。
日本の信用金庫では,2006年10月に関東甲信越地域の61の信用金庫にシステムを提供している信金東京共同事務センター事業組合が,RSA SecurIDを採用している。ワンタイム・パスワードは,パスワードの有効性が1分間で切れるのが特徴で,インターネット・バンキングのログオンに際して,トークンに表示されているパスワードを入力する。