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 3月25日、能登半島沖で発生した最大震度6強の地震で、発生情報を先回りして伝える「緊急地震速報」のシステムが起動した。気象庁によると、6弱を観測した石川県能登町では被害をもたらす主要動(S波)の到達約5秒前に情報が配信された。

 具体的な内容は「最大5弱程度以上の地震が能登地方に来ます」というもの。能登町のほかにも、5強を観測した石川県珠洲市では約7秒前に、富山市では12秒程度、それぞれ情報の配信から主要動の到達まで猶予があったという。一方、震源から近いなどの条件で、第1報の配信が主要動の到達に間に合わなかった地域もある。石川県七尾市や同輪島市、同穴水町などがこれにあたる。いずれも震度6強を観測した地域だ。

 緊急地震速報は気象庁が全国に設置した速報地震計で初期微動(P波)を観測し、そのデータから主要動の規模を推定。主要動を先回りして、通信回線を経由して地震の警報を配信する仕組み。現在のところ気象庁が、特定のユーザーに絞っての配信を許可している。広く一般への配信は今後開始される見通しである。