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仏ILOGのJerome Joubertシニア・プロダクト・マネージャ
仏ILOGのJerome Joubertシニア・プロダクト・マネージャ
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 「高機能のWebクライアント画面を効率よく開発したいというニーズは,より高まっている。特にそれが顕著なのは,リアルタイムでデータを配信・表示する,あるいはエンドユーザーがデータを容易に修正・保存できるアプリケーションだ。Ajaxが普及することで,Webクライアント画面の高機能化はより加速するだろう」。仏ILOGのJerome Joubertシニア・プロダクト・マネージャ(写真)は,こう説明する。

 リッチクライアント技術の中でも,特にJoubertマネージャがAjaxに注目するのは,「IT業界全体の流れとして,Ajaxを使ったWebアプリケーションの開発に向かっている」と感じているからだという。その表れが,Ajaxの普及を目指すコミュニティ「Open Ajax」。同コミュニティへの参加メンバーとして,ILOGのほか,米IBMや米アドビシステムズ,米マイクロソフト,米グーグルなどが名を連ねている。

 ただし,「現場が納得するように画面を設計するのは,ビジネス・ロジックの作成と同じくらい時間を要する。Webクライアント画面が高機能化するにつれて,開発はより困難になる」(Joubertマネージャ)。この問題を解決するために,ILOGの日本法人であるILOGジャパンが3月23日に出荷したのが,Javaアプリケーション向けGUI開発ツールの新版「ILOG JViews 8 日本語版」である。

 JViewsは,クライアント/サーバー(C/S)システムやWebアプリケーション・システムのGUI画面を,プログラミングレスで設計できるようにするソフト。今回投入したJViews 8で,Ajaxを利用したWebページを生成できるようにした。これにより,前版ではC/Sシステムのクライアント・アプリケーションで実装されていた地図や図表などを表示・編集する機能を,Webクライアントでも実現できるようにした。また,Web APIを組み合わせて利用する,いわゆるマッシュアップも可能にした。今回の強化により,「既存のクライアント・アプリケーションのうち8割程度は,Webクライアント上でほぼ同等の操作性を実現できるようになる」(同)という。

 JViews 8は六つの製品群で構成する。(1)ダイヤグラムを表示する「ILOG JViews Diagrammer(70万円から,いずれも税抜き)」,(2)株価などをチャート形式で表示する「ILOG JViews Charts(35万円から)」,(3)進捗状況などの管理に向くガントチャートを作成する「ILOG JViews Gantt(70万円から)」,(4)地図と地図情報を表示する「ILOG JViews Maps(70万円から)」,(5)地図情報とアイコンを組み合わせたネットワーク管理画面を開発する「JViews TGO(140万円から)」,(6)防衛分野に特化した三次元の地図を作成する「JViews Maps for Defense(240万円から)」。このうち(6)は今回追加された製品で,防衛分野に特化した三次元の地図を作成する機能を備える。いずれも国内販売代理店を通じて販売する。

 すでにJViews 8を採用した韓国のある通信ベンダーは,「3000本におよぶアンテナを管理するソフトを開発したところ,ゼロからの開発に比べて,GUIの開発工程を50~80%削減できた」(同)という。