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システムエグゼ社長の佐藤勝康氏
システムエグゼ社長の佐藤勝康氏
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エグゼソリューションズ社長の高橋立広氏
エグゼソリューションズ社長の高橋立広氏
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 損保業界を主軸としデータベース分野に注力するSIベンダーのシステムエグゼは,自社開発ソフトや取り扱いソフトといったパッケージ製品を販売する部署を独立させた「エグゼソリューションズ」を,2007年4月3日に設立する。これにより,システムエグゼ本体は業務システムの受託開発と自社パッケージ製品の開発に特化する。

 エグゼソリューションズの初年度(2007年12月期)の売上目標は約2億円。向こう数年内に10億円規模にまで成長させ,システムエグゼとともに2010年の株式上場を目指す。

 新会社であるエグゼソリューションズの中核業務は,パッケージ製品の直販/導入コンサルティング/運用サービスとなる。代表取締役社長は高橋立広氏で,従業員数は5人。資本金は950万円で,システムエグゼが株式の63%を所有し,同社の連結対象とする。他の出資者は,アクアシステムズなどシステムエグゼのパートナ4社。一方,親会社であるシステムエグゼの2006年実績は売上高22億円,従業員数は200人。

 エグゼソリューションズが取り扱う主なパッケージ製品はRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)関連であり,内部統制を目的としたデータベース監査や,Oracleのバックアップ/リカバリ,チューニング支援ソフトなどで構成される。扱い商品の1つにはシステムエグゼが開発した「SSDB監査」がある。これはMicrosoft SQL Serverが備える監査ログ出力/レポート生成機能を扱いやすくするソフトで,SQL Serverが標準で備える「プロファイラ」と「レポーティングサービス」のGUIフロントエンドとなる。

 このほかデータベース監査用の製品として,アクアシステムズが開発した「Audit Master」や米Impervaが開発しアークンと東京エレクトロンデバイスが販売する「SecureSphere」を扱う。Audit MasterはOracleのトランザクション・ログを解析するソフトで,Oracleが用意するメモリー領域であるSGA(System Global Area)からSQLを抽出できる。SecureSphereは,SQLアクセスをネットワーク上でキャプチャしてログを保存/解析する機器である。

 パッケージ製品の直販/間接販売比率は,「7割が直販,3割がパートナ経由」(エグゼソリューションズ社長の高橋立広氏)。売上の内訳は,6~7割が製品のライセンス販売額であり,3~4割が導入支援サービス(コンサルティング)や運用サービスが占める。「データベース監査は開発案件ではなく運用案件。1度企業が監査を開始したら,もう止められない。監査開始後の運用のフォローも仕事になる」(高橋氏)。

 グループ全体の企業戦略は,「社員のやり甲斐と生き甲斐を維持する」(システムエグゼ社長の佐藤勝康氏)というもの。社員満足度を高めることが結果として企業の力になるという。まず,SIの契約形態として,元請け(ユーザー企業から直接受注する)に注力。営業対象を大型案件に絞り,損保や医療業界,データベース構築などに専門特化することで元請けの形態を実現/維持する。「グループ全体で社員の7割がORACLE MASTERを保有している」(高橋氏)など,データベース特化の傾向が強い。

 また,社員満足度を向上させるため,社外の調査会社を使って社員満足度を調べて経営や組織の問題点や改善点をあぶり出し,日々改善しているという。こうした努力の結果,「離職率が極めて低く,社員が同じ会社に居続けるため,ノウハウが蓄積される」(佐藤氏)。また,「出る杭は伸ばす」「若手にチャンスを与える」という基本ポリシーを掲げる。エグゼソリューションズを分離独立させた理由の1つも「(新会社の社長に就任する)高橋がやりたい意思を示したから」(佐藤氏)という具合だ。