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 Hoster-JPは3月28日,自動的にコンピュータ・リソースを調節する「グリッドホスティング」のデータ・サービスを開始した。サービスを提供する仮想マシンの数を,負荷に応じて2台~10台に増減する。オープンソースの仮想マシンXenを利用したシステムを,日本仮想化技術と共同開発した。Hoster-JPでは「このような仮想マシン数の自動調節を行うホスティング・サービスは日本で初めて」としている。

 同サービスでは,初期状態で2台の仮想マシンがユーザーに対し提供される。仮想マシンは複数の物理サーバーに配置され,ロードバランサーによりアクセスが振り分けられる。そのため,負荷分散が行われるとともに,いずれかの仮想マシンに障害が発生してもサービスを継続することができる。

 アクセスが増大すると,提供される仮想マシンの数は自動的に増やされる。標準では仮想マシンが最大10台まで提供される。アクセスが減少すると,自動的に仮想マシンの数を減らすことによってサーバー料金を節約することができるという。「仮想マシンが増加,減少しても自動的にロードバランシングを行う機構を組み込んだ」(日本仮想化技術 代表取締役社長兼CEO 宮原徹氏)

 正式サービスの開始は2007年秋を予定している。試験サービス期間は無料で,Hoster-JPが選考したユーザーを対象にサービスを提供する。

 仮想マシンのスペックは以下のとおり。OSはLinuxで,ディストリビューションはCentOS。ディスク容量は10Gバイト,メモリーは256Mバイト。データベースはMySQL,Webアプリケーション開発言語はPHPなどが利用可能。

 Hoster-JPでは「サービスの需要が予測できず,コストも抑えたいが,アクセスが一気に増加する可能性のある新規のサービスなどに利用してもらいたい」(代表取締役社長 山田隆史氏)という。正式サービスでの価格は未定だが「ベータ・ユーザーの声なども聞きながら価格体系を作っていきたい」(山田氏)としている。

【変更履歴】
「掲載当初Hoster-JPでは『このような自動調節を行うホスティング・サービスは日本で初めて」としている』」としておりましたが正確を期すため「『このような仮想マシン数の自動調節を行うホスティング・サービスは日本で初めて』といしている」に変更しました。(2007年3月30日)