米Dellは米国時間3月29日,2006年度通期(2006年2月~2007年1月期)決算報告の提出が期限に間に合わない可能性があることを明らかにした。内部監査の結果,不適切な会計処理やミス,財務管理環境の欠陥などが多数見つかったためという。
当初Dellは,4月3日までに財務調査報告書を米証券取引委員会(SEC)に提出する予定だったが,間に合わない見込み。さらに,延長後の期限4月18日までの提出も困難だとしている。
同社監査委員会は,経営陣およびDellの独立監査役と協力して,過去の会計書類を修正する必要があるかを検討中。加えて,会計処理上の問題が管理体制の欠陥によるものかどうかを判断する作業に取り組んでいる。
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