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写真 ウィルコムのW-ZERO3[es]で新サービスを利用した場合の例
写真 ウィルコムのW-ZERO3[es]で新サービスを利用した場合の例
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 ウィルコムは4月3日,同社のスマートフォン「W-ZERO3」シリーズや音声端末を利用して,企業内のグループウエアとの同期が取れる「WILLCOM Sync Mobile」を提供すると発表した(写真)。サービス開始は4月16日で,1ID当たり月額1800円となる。同期するためのソフトウエアには,インテリシンクの「Intellisync Mobile Suite」を採用した。通信事業者がインテリシンクの同期ツールを利用したサービスを提供するのは,国内では初めて。

 新サービスでは,ウィルコムのデータ・センターに同期用のサーバーを設置し,これを介して端末とユーザー企業のグループウエア・サーバーと同期を取る。ユーザーは,同期用のソフトウエア「Intellisync PC-Monitor」をインストールしたパソコンを企業ネットワーク内に設置し,ウィルコム内の同期用サーバーと企業内のグループウエア・サーバーを仲介させるだけ。企業内サーバーの設定変更は不要で,ファイアウォールもHTTP通信用の80番ポートが空いていれば良い。

 対応するグループウエアは,米IBMの「Lotus Notes/Domino」と米マイクロソフトの「Microsoft Exchange Server」の2種類。いずれも,メール,スケジュール,アドレス帳,メモ,ToDoの同期と,遠隔地から端末のデータを消去する機能を利用できる。「今後は国産のグループウエアへの対応も検討している」(インテリシンクの井手龍彦・営業・マーケティング担当副社長)。

 端末がW-ZERO3の場合と,その他の音声端末の場合で利用方法が異なる。端末がW-ZERO3の場合は,インテリシンクが提供する専用のソフトウエアを端末にインストールすることで,端末と企業内のサーバーが自動的に同期を取り続ける。そのため,PHSの電波が圏外の場所でもメールやスケジュールの確認が可能だ。一方,端末が音声端末の場合は,ブラウザを利用して所定のURLにアクセスすることで,メールやスケジュールを確認することになる。

 想定するユーザーは,50人以下の中堅・中小企業や大企業の部門。ユーザー企業がインテリシンクのソフトウエアを独自に導入すると,「50~100人のユーザーが導入ソフトを2年で償却するとしても,月額換算で1人当たり2000~2500円かかる。小規模導入の場合は,ウィルコムのサービスを利用した方がコスト・メリットがある」(インテリシンクの井手副社長)。

 ウィルコムの青木伸大ソリューション営業副本部長は,獲得するユーザー数の目標を「個人的希望としてはまずは1万IDを目指したい」とした。

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