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 米シスコシステムズは4月3日(米国時間)、中堅・中小企業(SMB)向けに特化したIPコミュニケーションシステム「Cisco Smart Business Communications System」を発売すると発表した。

 システムの中核になるのは、SIPサーバーと無線LAN、ファイアウォール、VPN(仮想私設網)ゲートウエイなどの機能を統合したアプライアンス「Unified Communications 520」である。既存の固定型IP電話機や無線IP電話機を接続できる。この他にLANスイッチ「CE520」や、無線LANのエリアを拡大するためのコントローラ「WLC526」とアクセスポイント「AP521」で構成される。

 これらの製品には、ネットワーク設定を自動化する機能「Configration Assistant」を実装。加えてリモート監視・管理用ツールの「Monitor Director」と「Monitor Manager」も用意。パートナー企業が顧客にシステムを導入したり運用を請け負したりする際の負担を軽くする。また、外部アプリケーションと連携API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)も提供。マイクロソフトの「Dynamics CRM」やセールスフォース・ドットコムのASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスなどと連携できるようにする。