多数のケーブル・テレビ局が参加するCATV広告の業界組織「Cabletelevision Advertising Bureau(CAB)」は米国時間4月8日,米eBayの広告売買システム「Online Media Exchange」に今後参加しない意向を明らかにした。Online Media Exchangeのテストおよび使用を見合わせるという。
CABはその理由として「Online Media Exchangeの用途が非常に狭い」と指摘。CABで議長兼CEOを務めるSean Cunningham氏は,「CATVで広がりつつあるエンド・ツー・エンドのe-businessプラットフォームでは接続性に問題があり,売買情報の提供に関して必要な規定が不十分」と述べている。
米メディアの報道(NYTimes.com)によると,米Hewlett-Packard(HP),米Home Depot,米Intelなどの企業からなる団体が昨年,同システムの構築にeBayを採用し,トライアルに5000万ドル投じることを確約した。同団体は「インターネット・オークションを利用することで,人間同士が交渉するより効率的に,さまざまなタイプのメディアで広告を発信することができる」と期待している。
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