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 マイクロソフトは、ユーザー企業が業務システムにSOA(サービス指向アーキテクチャ)を適用する際の業務分析やビジネスプロセスの可視化、適用有効性の検証などを提供する分析設計サービス「クイックスタート」を提供開始した。

 クイックスタートは、マイクロソフトが日本市場向けに独自に開発した分析設計手法「Variability Isolation Methodology」をベースに体系化したもの。国内のユーザー企業15社に先行して提供してきた実績やノウハウを基に、今回新たにサービス製品として発表した。サービスに要する期間は2~3カ月で、まずユーザー企業の対象業務を選定してビジネスプロセスを可視化。次いで、業務から切り出すサービスを抽出したり、サービス間のインターフェースを定義したりするサービスを提供する。ユーザー企業の教育やSOAを適用したときの有効性の分析も行う。

 マイクロソフトは今回発表したクイックスタートと合わせて、実際の導入をコンサルティングする「SOA分析設計サービス」と「SOA実装サービス」、運用フェーズをコンサルティングする「SOAマネジメント&ガバナンスサービス」の4段階のコンサルティングサービスを体系化している。平井康文執行役専務エンタープライズビジネス担当は「SOAの単なるメソドロジーやフレームワークだけでなく、実装にまでマイクロソフトが直接関与していく」と話す。

 マイクロソフトが自らSOA導入コンサルティングをユーザー企業に提供することは、ソフト製品の販売パートナーであるソリューションプロバイダとの競合につながる。これについて平野拓也執行役エンタープライズサービス担当は「当社の役割は、マイクロソフトのテクノロジーをユーザー企業にどう使ってもらうかをリードすること。サービス提供で培ったノウハウはどんどんパートナーに展開していく」と話す。将来的には、パートナーがマイクロソフトの手法を活用してコンサルティングサービスを提供できるようにすることも視野に入れている。

 クイックスタートのサービス価格やプロジェクトの推進体制は、個別見積もり。マイクロソフトは今後2年間で、クイックスタートを50社に提供することを目指す。拡販に向け、現在10人の要員を今後1年間で倍増する計画だ。