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事業継続意向について会見するアイピーモバイル 代表取締役 執行役員社長の杉村五男氏
事業継続意向について会見するアイピーモバイル 代表取締役 執行役員社長の杉村五男氏
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 携帯電話事業への新規参入を目指しているアイピーモバイルは2007年4月10日、森トラストからの出資を受け携帯電話事業を継続する、との意向を発表した。森トラストは、現行の筆頭株主であるマルチメディア総合研究所から株式の譲渡を受け、アイピーモバイルの筆頭株主となる。森トラスト広報も、アイピーモバイルへの出資についてマルチメディア総合研究所と基本合意した事実を認め、出資比率が69.23%となることを明らかにした。

 アイピーモバイルは、2007年3月をめどにTD-CDMA方式で携帯電話事業に参入することを目指していた。2005年11月に総務省から2GHz帯の使用について免許を受けていたが、資金難から事業の継続を断念し、免許を返上すると報じられていた。森トラストからの出資により資金繰りのめどを付け、参入に向けた準備を継続する意向。

 ただし、同日会見したアイピーモバイル 代表取締役 執行役員社長の杉村五男氏は「出資の時期や新たなサービス開始時期などは協議中。決まり次第速やかに発表する」として、詳細を明らかにしていない。