台湾のTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)は現地時間4月10日,2007年第1四半期の業績(未鑑査)を発表した。非連結ベースの売上高は633億4700万台湾ドル(約19億1500万米ドル)で前年同期の772億9300万台湾ドル(約23億3600万米ドル)と比べて18.0%減少した。
3月の売上高は219億1800万台湾ドル(約6億6200万米ドル)で前年同月の271億700万台湾ドル(約8億1900万米ドル)から19.1%落ち込んだ。
連結ベースでみると,第1四半期の売上高は648億9700万台湾ドル,3月の売上高は225億6000万台湾ドルとなる。
米メディアの報道(InfoWorld)によると,当期の売上高は2005年第2四半期の585億2000万台湾ドルに次ぐ最も低い数字という。2006年第4四半期から急激に落ち込んだ要因として,供給過剰が続いていることや,ホリデー・シーズンが過ぎて消費者の技術購入意欲がしずまっていることなどを挙げている。ただし同社は,売上高の事前予測は620億~640億台湾ドルだったため「予測の範囲内にとどまった」(同社)としている。
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