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 日本BEAシステムズは4月10日,アプリケーション・サーバーの仮想化戦略「BEA Virtualization」の追加情報を発表した。“OSなし”でJavaアプリケーションを動作させることができるアプリケーション・サーバー「WebLogic Server Virtual Edition(WLS-VE)」を2007年4~6月には出荷するという。

 WLS-VEは,サーバーの仮想化機能を提供するソフト「仮想マシン・モニター」を内蔵するJVM(Java Virtual Machine)「LiquidVM」と,同社のJavaアプリケーション・サーバー「WebLogic Server 9.2」をパッケージングしたもの。LiquidVMは,同社のJVMソフト「JRockit」をベースに,JRockitの動作に必要な最小限のOS機能と,米VMwareの「VMware ESX Server」のHypervisorソフトを統合している。

 このため,ホストOSもゲストOSもなしで,CPUが備える仮想化用の命令セットを使って仮想サーバーを構成し,JVM上でJavaアプリケーションを動作させることができる。これまではホストOSやゲストOSを介してハードウエア・リソースを使用するので,それがオーバーヘッドとなりパフォーマンスが劣化していた。ホストOSやゲストOSを省くことで,「パフォーマンスの劣化を最小限に抑えられる」(WebLogicの製品マーケティング担当でSenior DirectorのMike Piech氏)という。

 さらに2007年7~9月には,物理サーバーや仮想サーバーのうえで動作するJavaアプリケーションを,サーバー間で自由に移動できるようにする運用支援ソフト「WebLogic Liquid Operations Control(WL LOC)」を出荷する計画だ。これは,米VMwareが提供する実行中のアプリケーションをサーバー間で移動させる技術「VMotion」のJavaアプリケーション版に相当する。WLS-VE上で動作しているJavaアプリケーションはもちろん,従来のようにOS上で動作しているアプリケーション・サーバー上で動作しているJavaアプリケーションも,移動の対象にできるという。