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写真●ウィルコムの喜久川政樹・代表取締役社長
写真●ウィルコムの喜久川政樹・代表取締役社長
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 ウィルコムは4月12日,スマートフォン「W-ZERO3」の新機種と東芝製の音声端末を発売することを明らかにした。これは,同社が4月12日~13日に東京国際フォーラムで開催している展示会「WILLCOM FORUM & EXPO 2007」の基調講演において,喜久川政樹・代表取締役社長が2007年度の戦略として語ったもの。東芝は2001年以来6年ぶりにウィルコム(当時はDDIポケット)のPHS端末市場へ再参入することになる。

 W-ZERO3の新機種は,米マイクロソフトの携帯端末向けOSの新版「Windows Mobile 6」を搭載する。本日から同社のWebページでティザー広告を開始した。東芝製の音声端末は「ユーザー・インターフェースが使いやすく,幅広い層に受け入れられる“フレンドリー”な端末になる」(喜久川社長)とした。

通信機能に加えて入出力デバイスの基板までモジュール化

 また基調講演では,新しい製品コンセプトとして,通信機能だけでなく入出力デバイスを含む基板までモジュール化してPHS端末を構成するアイデアが示された。ただし,「あくまでコンセプトで,商用化は決まっていない」(喜久川社長)という段階だ。

 同社は,PHSの無線回路など通信機能を切り出した超小型端末「W-SIM」を2005年から販売している。通信機能をモジュール化することで,通信機能を開発することなくメーカーが端末を開発できるようにするのが狙いだった。シャープ製のスマートフォン「W-ZERO3」シリーズやバンダイ製の音声端末「papipo!」などが,W-SIMのコンセプトに基づいて開発された製品である。

 喜久川社長が示したアイデアは,W-SIMのコンセプトをさらに発展させて,キーボードやディスプレイといった入出力デバイスの基板までモジュール化するというもの。これを実用化できれば,端末メーカーはケースを開発するだけで済むようになる。喜久川社長は「ケースさえ作れれば,様々な企業が携帯端末に参入できる。小さいコミュニティに向けたマーケティングをさらに進めていける」とした。

■変更履歴
本文冒頭で,「ウィルコムは4月12日,スマートフォン「W-ZERO3」の新機種と東芝製の音声端末を発売する」としていましたが,正しくは「ウィルコムは4月12日,スマートフォン「W-ZERO3」の新機種と東芝製の音声端末を発売することを明らかにした」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/04/13 01:00]