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 オーリック・システムズは,Webサーバーのアクセス解析ソフト「RTmetrics」の機能を拡張するオプションとして,新たに任意の非定型な解析を可能にするソフト「Advanced Analytic Module」を,2007年4月26日から販売する。出荷開始は同年5月8日(予定)。価格はオプションのみで900万円(税別)から。前提となるRTmetricsの基本構成は380万円(税別)から。開発会社は親会社の米AuriQ Systems。

 RTmetricsは,パケット・キャプチャ型のWebアクセス解析ソフト。用途は,EC(電子商取引)サイトや販促サイトなどにおけるサイト設計の効果測定やCRM(Customer Relationship Management)など。仕組みは,ネットワーク・スイッチのミラー・ポートなどに接続し,HTTPプロトコルのヘッダー情報を取り込むというもの。ネットワーク上のパケットを拾うだけなので,Webサーバーのアクセス・ログは取得しない。ただし,SSLを使う場合は,必要に応じてWebサーバー側モジュールと連携し,Webサーバーから復号用の鍵を取得する運用も可能である。

 RTmetricsの標準機能では,IPヘッダー/HTTPヘッダーに書かれた内容から,あらかじめ指定したフィルタリング・ルールに則った情報だけを独自のデータベースに格納する。商売戦略上必要となる情報だけに絞って取得することにより,データの格納領域を少なくするとともに,解析処理を高速化する。

 これに対して,今回オプションとして提供するAdvanced Analytic Moduleは,RTmetricsの標準機能とは並行/独立して,IPヘッダー/HTTPヘッダーに含まれる情報の多くを別途,別のデータベースに格納する機能を提供する。Advanced Analytic Moduleのフィルタリング・ルールを緩やかに設定することで,定型の解析にRTmetricsの標準機能を使い,非定型のアドホックな解析にAdvanced Analytic Moduleを使うという使い分けが可能になる。

 Advanced Analytic Moduleが取得して格納する情報は,一般に,Webサーバーのアクセス・ログ並みに汎用性が高い情報となる。データ量は肥大化するが,あらかじめ決められた因果関係を調べるだけでなく,アドホックに非定型の解析が可能になる。RTmetricsの解析画面から利用できるだけでなく,外部BI(Business Intelligence)ツールなどにデータを引き渡すためのAPIを用意しており,CSV(カンマ区切り)テキスト形式でのデータ出力が可能である。