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写真1●米TechnoratiのDavid Sifry創業者兼CEO
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写真2●影響力では大手メディアにブログが迫る
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 7000万件のブログを計測(トラック)しているブログ検索会社の米Technorati。先日も「ブログの投稿数の37%が日本語」という調査結果を発表し,大きな話題を呼んだ(関連記事:英語を超えた日本語ブログの投稿数,その理由は? )。

 4月17日(米国時間)に行われた「Web 2.0 Expo」の基調講演では,米HitwiseのBill Tancer氏に続き(関連記事),TechnoratiのDavid Sifry創業者兼CEOが統計データを基にしたスピーチを行った(写真1)。

 Sifry氏によると,現在のところ,ブログの投稿数は1日当たり平均150万件で推移しているという。1時間当たりでは,5万8000件の投稿がある計算だ。ただしブログが増えるに伴い「生存率」も下がっている。Technoratiがトラックしているブログのうち,90日内に1件でも投稿があったブログの割合は,2006年5月が36%だったのに対して,2007年3月は21%にまで減少した。

 それでも,有力ブログの影響力は大手メディアのそれを上回るようになりはじめた。写真2は「多くリンクされているサイト」の上位50件を示したもの。「多くリンクされている上位100サイト中,22%をブログのサイトが占めるようになった」(Sifry氏)。

 Sifry氏はこのようなデータを基に,ブロガーに対していくつかのアドバイスをした(写真3)。それは「頻繁に投稿せよ──高い影響力を持つブロガーは2日に1度更新している」,「やり続けよ──高い影響力を持つブロガーは1~2年継続している」,「変化を恐れるな──Technoratiの上位100サイトのうち,88%は1年前とは異なっている」ということだ。

 さらにSifry氏は,インターネット上の情報(ブログの投稿など)にメタ・データを付与する「タグ」の現状にも言及した。タグ付けされたブログ投稿の数は増え続けており,これまでの2年間に2億3700万件のブログ投稿にタグが付けられたという(写真4)。

 
写真3●ブロガーへのアドバイス
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  写真4●急増するタグの付与
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 Sifry氏はもう1つ,既に発表済みの「言語で見たブログ投稿数の割合」に対してもコメントした。前述のように,ブログの投稿に占める特定言語の割合は日本語が37%で,英語の33%を引き離して1位になっている。ただし,この調査では「パスワードで保護されたブログが多い,フランス語,韓国語,中国語はトラックできていない」という。また「ペルシャ語(Farsi)が1%を占めるようになった。これは注目すべきニュー・カマーだ」(Sifry氏)と指摘している。