米IBMが米国時間4月18日,ポータル・サイト構築ソフトウエア「WebSphere Portal」用の“Accelerator(アクセラレータ)”と呼ぶ機能追加モジュール5種類を発表した。
WebSphere Portal用アクセラレータは,業務に関する特定問題の解決を目的とする。WebSphere Portalで構築したポータル上に,カスタム化可能なソリューションとして導入できる。各アクセラレータの概要と提供時期は以下の通り。
・「IBM Dashboard Accelerator」:さまざまな情報を集めてリアルタイムに分析可能とするツールとフレームワークで構成。4月中に利用可能とする。価格は1プロセサ当たり6万7000ドル
・「IBM Collaboration Accelerator」:各種コラボレーション機能を構築可能とする。IBMは,オンライン共同作業空間,文書ライブラリ,Web会議,人物データベース,ブログ/Wiki/共有ブックマークなどのソーシャル・ネットワーキングなどを想定している。2007年中盤より利用可能とする
・「IBM Self-Service Accelerator」:ポータル上でセルフ・サービス機能の開発を可能とする。2007年中盤より利用可能とする
・「IBM Content Accelerator」:さまざまなコンテンツを組み合わせて「価値の高いWebサイト」(IBM)構築を可能とする。2007年下半期より利用可能とする
・「IBM Enterprise Suite Accelerator」:各種コンテンツ,検索,コラボレーション,ダッシュボードなどの機能を総合的に提供する。2007年下半期より利用可能とする
またIBMは,米Googleのミニ・アプリケーション「Google Gadgets」対応ポートレット「IBM Portlet for Google Gadgets」を発表した(関連記事)。同社のWebサイトで4月中に無償提供を開始する。
IBMは,2007年後半にWebSphere PortalでのGoogle Gadgets対応をさらに強化するとしている。
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