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HULFTデータ変換Pro V6.6
HULFTデータ変換Pro V6.6
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 セゾン情報システムズはデータ変換ソフトの新版「HULFTデータ変換Pro V6.6」を,2007年4月25日に出荷する。GUIを用いた変換設定画面を使いやすくするとともに,各種UNIX版に加えて新たにWindows版を追加した。価格は30万円(税別)から。開発会社は,セゾン情報システムズ。

 HULFTデータ変換Proは,データ形式の変換と文字コードの変換を実施するフィルタ・ソフト。メインフレームなど既存システムとの連携や,各種EDI(電子データ交換)などのデータ変換に用いる。例えば,XML形式で表現されたデータベースをCSV(カンマ区切り形式)のデータベースに変換する,といった作業に適する。データの入出力はファイルまたは標準入出力である。データベース・サーバーから直接データを抽出することはできないが,今後できるようにする予定という。

 ユーザーが操作するアプリケーション・プログラムは,データの変換ルールの設定やデータの検証に用いるGUI画面のプログラムと,実際の変換バッチの運用時に用いるコマンドライン型プログラムの2つがある。このうちGUI画面のプログラムはWindowsマシンで稼働する。ユーザーはまず,GUI画面を用いて,入出力データの種別を指定したり,変換ルールを定義する。XMLデータと表形式データの項目とのマッピングのほか,抽出条件や演算ロジックなどの指定も可能。また,GUI画面はデータを可視化するビューア機能を兼ねる。

 変換ルールはユーザーが自由に設定できる。入力項目同士を演算した結果を出力項目の値としたり,レコード内の任意の場所に任意の値を挿入したり,1つの項目を複数の項目に分割したり,複数の項目を1つの項目に結合したりといったデータ操作が可能である。抽出条件に応じて,指定した条件に合致したデータに限って出力したり,抽出条件の差異による出力ファイルの振り分けなども可能である。

 一方,コマンドライン型プログラムは,データ変換と文字コード変換の中核機能を提供する。データ変換業務の実運用において,シェル・スクリプトや各種ジョブ・スケジューラといった他のバッチ処理プログラムから利用する。C言語で開発されており,プログラムの終了時には,正常終了やエラー終了などのステータスに応じて異なる返り値を返すため,バッチ処理プログラムの中で,返り値に応じた処理の条件分岐が可能である。

 使い方は,コマンドラインの引数として,変換ルールを定義したXMLファイルを指定するというもの。定義ファイルの中では,入出力データの種別のほかに入出力ファイルの直接指定も可能だが,他プログラムと連携しやすいよう,標準入出力も扱える。ただし,入出力データの種別はコマンドラインから指定することはできず,GUI画面であらかじめ登録しておいて使い分ける必要がある。

 稼働OSは,UNIXが,AIX 4.3.2以降,HP-UX 11.00以降,Solaris 8以降(SPARC版)。Linuxが,Red Hat Enterprise Linux,SUSE Linux,Turbolinux。Windowsが,Windows 2000 Service Pack 4以降。なお,UNIX版とLinux版を使う場合は別途,GUI画面で変換内容を設定するためのソフトとして別製品の「HULFT Manager for Windows」が必要になる。HULFT Managerの価格は5万8000円(税別)。

 また,廉価版として,文字コード変換機能を省略してデータ形式の変換機能に特化した「HULFTデータ変換Standard」を用意した。同ソフトの価格は,6万円(税別)から。機能限定の廉価版を別途用意した背景には,「富士通ビー・エス・シーのF*TRANに対抗するという意味合いが強い」(セゾン情報システムズ)という状況がある。HULFTデータ変換ProおよびHULFTデータ変換Standardの特徴は「処理が高速であること。パソコンを使った100Mバイトの文字コード変換が4~5秒で終わる」(同社)としている。

 データ転送ソフトであるHULFTとの違いは,データ変換機能に特化している点である。HULFTは,データ転送機能と文字コードの変換機能を中核としており,データの変換機能はオプション扱いだった。このデータ変換機能を独立させて2004年に初期版を出荷したのが,HULFTデータ変換Proである。今年度(2007年4月~2008年3月末)の販売目標は,Windows版だけで250本。2004年に初期版のHULFTデータ変換Proを出荷してからの累計では800本の販売,売上額で7700万円を見込む。