日本ヒューレット・パッカード(HP)は25日、データウエアハウス(DWH)・システムを構築するための専用製品「Neoview プラットフォーム」を投入することを発表した。Neoviewは、サーバーである「Integrity」/「ProLiant」シリーズ、ストレージ製品「StorageWorks」、専用OS「Neoview OS」、データベースソフト「Neoview SQL Database」などから成るDWHアプライアンスだ。
Neoview プラットフォームの最低価格は1億6000万円である。「既に2ケタの数のユーザー企業からの引き合いがある」(日本HPの浅野勉エンタープライズストレージ・サーバ統括本部NonStopサーバ製品本部長)。Neoviewを使えば、「ユーザー企業が数多く抱えているデータマートを集約し、ビジネスに最適なデータ分析が可能になり、意思決定スピードも高まる」(日本HPでHPサービス事業を統括する石積尚幸取締役副社長執行役員)と明言する。
日本HPは今後、新しいコンセプト「Business Technology」を掲げ、サービス事業を展開していく。Business Technologyとは、「収益拡大や内部統制の改善などビジネスへの成果をITの導入効果の尺度とする考え方」(石積取締役)である。今後は「ユーザー企業に対して、当社のソリューションがどれだけビジネス面で効果があるのかを明確に示し、提案活動を進める」(同)と語る。Neoviewは、Business Technologyを推進するための戦略製品の一つとして位置付けている。