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 住商情報システムの2007年3月期決算は、売上高が1373億4400万円、営業利益が85億6000万円、経常利益が88億9200万円となった。同社は2005年8月1日付で住商エレクトロニクスと合併しており、合併前の旧住商情報と住商エレの業績も合算した前年度業績との比較では、売上高が2.9%増と微増だったのに対して、営業利益が70.1%増、経常利益が69.4%増と大幅に伸びた。

 「ソフト開発における技術基盤の強化、システム販売のソリューションビジネス化などを推進した結果、収益力の再生を実現できた。満足いく結果」と阿部康行社長は話す。

 経常利益率は、2006年3月期が3.9%だったのに対して、2007年3月期は6.5%にまで回復した。需給関係が好転し案件選別を推進した結果、採算性が改善したことに加え、赤字案件撲滅への取り組みの強化などが、利益率の改善に寄与した。ただ、旧住商情報は8%台の利益率を誇っていた時期があり、収益力の回復はまだ道半ばだ。

 業種別の売上高では、全体の4分の1を占める製造業向けが343億4600万円で対前年度比3.0%減、2割弱を占める流通業向けが265億8800万円で同2.5%減と減収だった。一方、全体の1割強を占める金融業向けは、特に銀行や証券が好調で、同13.1%増の152億6500万円となった。また、全体の2割弱を占める通信・運輸業向けも、CATV向けのシステム販売が伸びたため、同6.5%増の260億8300万円と好調。ERP(統合基幹業務システム)関連の売上高は151億3300万円だった。

 2008年3月期の業績予想は、売上高が対前年度比5.6%増の1450億円、営業利益が同9.2%増の93億5000万円、経常利益は同6.8%増の95億円。販管費は240億円と前年度に比べて19億円増やす。増加分は中長期成長へ向けての先行投資として、グローバル展開の強化、人材教育、内部統制整備などに充てるとしている。

■変更履歴
住商情報システムと住商エレクトロニクスの合併を2006年8月1日としていましたが、正しくは2005年8月1日です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/05/09 14:55]