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 沖電気は4月27日,2006年度通期の連結決算を発表した。2006年度(2006年4月~2007年3月期)の連結決算を発表した。売上高は前年度比5.6%増の7187億6700万円,営業損益は54億1000万円の赤字になった。当期純損益は,繰延税金資産の取り崩しを行ったことにより,364億4600万円の損失になった。

 主力の情報通信部門は,携帯電話番号ポータビリティ(MNP)導入を機に通信事業者の投資が活発化すると見込んでいたが,実際には投資抑制が続き,売り上げが伸びなかった。また,公共向け事業における競争激化に伴う価格下落と受注減,GE-PON(gigabit ethernet-passive optical network)関連の新製品開発が遅れていることなどが影響した。このため,情報通信部門は前期の109億円の利益から124億円悪化し,15億円の赤字となった。

 半導体部門は,コスト削減計画の遅れ,利益率の高いカスタム製品の受注減,液晶パネル・メーカーの在庫調整による液晶ドライバICの売り上げ減など,厳しい状況が続いた。ただし,高耐圧,低消費電力を売りにしたファウンドリー事業は好調だという。部門の営業利益は前期の30億円から23億円悪化し,7億円だった。

 さらにプリンター部門については,カラーのノンインパクトプリンタの売り上げが伸びたものの,中上位機種の売り上げ比率を高める計画が達成できず,逆に低価格帯の機種の比率が増した。部門の営業利益は前期の41億円から24億円悪化し,17億円にとどまった。

 2007年度通期の業績予想については,売上高が2006年度比4.3%増の7500億円,営業利益が80億円,当期純利益が10億円になると予想している。