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 英ReutersとカナダのThomsonはそれぞれ現地時間5月8日に,業務統合に関する交渉中であることを明らかにした。両社取締役会は,「この統合は納得のいく強力な必然性があり,企業間情報市場における世界的リーダーになると確信している」(両社)と述べている。

 Thomsonは5月7日に「Reutersに予備的アプローチを行った」ことを認めるプレス・リリースを発表したが,その時点では「(買収)提案につながるかもしれないし,つながらないかもしれない」としていた。

 交渉中の提案では,Reutersの株主は1株当たり352.5ペンスの現金とトムソン株式0.1600株を受け取る。5月7日の終値をベースにした場合,Reuters株1株当たり697ペンスに相当する。

 Reutersの報道記事によると,取引総額は約86億ポンド(約170億ドル)にのぼるという。

 Thomsonファミリの持ち株会社であるWoodbridgeが,新会社の約53%を保有することになる。他のThomson株主が23%,Reuters株主が24%を所有する。ちなみに,Woodbridgeは統合案に賛成票を投じる意向という。

 統合後の企業名は「Thomson-Reuters」とし,Thomsonの金融部門とReutersの金融およびメディア部門を統合した事業は「Reuters」の名称を使用する。

 その他の主な提案内容は以下の通り。

・統合後も両社の株式上場を維持する
・新会社のCEOには,Reutersの現CEOであるTom Glocer氏が就任する

 なお,両社は「この取引は大規模かつ複雑であり,解決しなければならないことがたいへん多いため,合意に達するという保証はできない」としている。

[発表資料(Reutersのプレス・リリース)]
[発表資料(Thomsonのプレス・リリース)]