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米シンクフリーCEOのT. J. Kang氏(左)と、ソースネクスト 代表取締役社長の松田憲幸氏
米シンクフリーCEOのT. J. Kang氏(左)と、ソースネクスト 代表取締役社長の松田憲幸氏
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「ThinkFree てがるオフィス」の編集画面
「ThinkFree てがるオフィス」の編集画面
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 ソースネクストは2007年5月14日、オフィスソフト「ThinkFree てがるオフィス」ベータ版の無償サービスを開始した。ユーザーのパソコンにソフトをインストールする形態ではなく、Webブラウザーで専用Webサイトに接続し、ブラウザー上でファイルの作成・編集・印刷などの機能を利用する。Microsoft Office互換のワープロ、表計算、プレゼンテーションの各ソフトと、1ユーザー当たり1GBのオンラインストレージを使用できる。

 ThinkFreeは米シリコンバレーのベンチャー企業であるシンクフリーが開発した、Web上で利用できるオフィスソフト。Microsoft Officeとの互換性を重視しており、操作画面をMicrosoft Officeに似た構成としているほか、ファイルの互換性も「米グーグルなど他社の同種サービスより高い互換性を確保した」(米シンクフリーCEOのT. J. Kang氏)という。Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)とJavaアプレットを用いて実装しており、ローカルにインストールしたソフトと同程度の使い勝手をWebブラウザー上で実現することを目指している。

 ソフトと併せてオンラインストレージを提供することで、外出先のパソコンでもユーザー自身のファイルの閲覧・編集を可能とした。また、自分が作成したファイルにタグを付けて広く公開する機能も備えており、ThinkFreeのユーザー同士がテンプレートファイルなどを共有可能にしている。パソコンのローカルフォルダーによるファイル保存することも可能。

 サービスの利用にはユーザー登録が必要だが、料金は無償とする。メニュー画面などに表示する広告からの収入により経費をまかなう。「Microsoft Officeは高価なうえに、ソフトをインストールしたパソコンでしか作業ができない。無償、かつWebブラウザー上で使えるThinkFree てがるオフィスを提供することで、ユーザーを広げていきたい」(ソースネクスト 代表取締役社長の松田憲幸氏)。

 ThinkFree てがるオフィスは、2007年9月をめどに本格サービスに移行する予定。その際には無償サービスに加え有償サービスも開始する。有償サービスの場合、(1)オフラインでのファイル編集機能、(2)インターネット接続時のファイル同期機能、(3)オンラインストレージの容量拡張---といった追加サービスを利用できる予定。また、Webサイトによるオンライン版だけでなく、パッケージ販売も検討しているという。同社では本格サービス開始後の2008年9月に100万ユーザー、2010年9月に400万ユーザーの獲得を目指している。

 なお、操作画面がMicrosoft Officeに似ていることについては、「当社では既に米サンマイクロシステムズ製の『OpenOffice.org』を基にした製品も扱っている。画面設計をめぐる特許問題など法的リスクはないと考えている」(ソースネクスト プロデュースグループ プロデュースチーム マネージャーの川竹一氏)との見解を示している。

 動作OSはWindows 2000/XP、Mac OS X 10.4以上、Linux Fedora Core 4以上。本格サービス開始までにWindows Vistaもサポートする予定。Webブラウザーは、Internet Explorer 6以上またはFirefox 1.0.1以上が必要。JavaはJRE(Java Rumtime Environment)1.5以上必要である。